髪飾り色々

卒業も間近だったので、たぶん22歳ぐらい。

当時は、絶対に逃げられない祖母の介護の真っ最中。
だから、卒業しても働かないことにしよう。
このまま実家に住み続けよう。
祖母の年金と親からもらった小遣いを適当にして暮らそう。
だらだらとクリエイターなるものを目指そう。
そして婚期を待てばよい。

若くて。
うぬぼれていて。
自分が世界で一番可哀想で。
私には権利があると思い込んでいたとき。

そんな私を突然に叱り飛ばしてくれた大人が居たのです。
アルバイト先のデザイン会社のひと。
「ファッションとかデザインとかいう前に先ずきちんと就職しなさい。働きもしないで親のスネをかじりながら週末にガラクタを売るような人間は自称クリエイターであってクリエイターではありません。誰にも迷惑をかけず納得が出来るものづくりなんて世間には存在しません。いい加減に逃げるのはやめなさい。義務を果たしなさい。女性ならば結婚をする前に一度でいいから自分の足で立ちなさい。」

あと、デザイン学校の先生。
ヨージが大好きで大好きすぎてほとんどパクって課題提出してみたら、すっごい怒られた!
1年ぐらい、何かつくる度に疑われたよね(笑)

本人たちには。
咎めたとか、叱ったとか、そんな大義はなかったかも。
単に軽蔑されていただけかも。
説教好きだっただけかも。
男性だったらすけべごころとかね。

「あの時はありがとうございました」と、そう伝えたい。
元気で頑張っています。
そして、感謝しています。
若いときに叱ってもらえたことは私の財産です。

   桜居せいこ